➀厳冬期の避難所運営訓練

厳寒期気温が下がり(当日-19℃)災害時被災者は避難所に入るがそれでも気温がマイナスとなるために厳寒期の今 訓練をして災害時を想定する必要がある。我々は富山から、写真は車に頭を下げているが実際、宿から5分後に車は動かなくなり暖機運転1時間しているところ。


②訓練会場は乙部町民会館

防災事業は炊き出し器単体より始めたが単独では動かず 水道ポンプ・流し台・シャワーなどシステムで提案している。昔から「大水に水なし」と諺があるがほとんどの災害で水なしを体験している。もちろん胆振東部・能登半島もそうであった。早く行くのは水と食事のため。


③シャワールーム

新タイプ シャワールーム 高さが200㎜伸びた。ゆったり入れる。当初お年寄りの失禁対策で作った。熊本では自衛隊お風呂には入れない障害者用として15人/日の実績 喜ばれる。ベースは運搬カゴ車 500㎏積平時は保管棚として使う。


④講習会

根本先生の防災講話が行われ 関係機関の説明 災害支援ナース(看護協会)薬事システム(薬剤師会)の説明が行われた。あいにく講話を聞けなかったが先生からはいろんなことでアドバイスを頂いている。最近は低体温症のこと。被災地へ行くので様様な対応に役立つ。


⑤足元暖房の設置

会場は16.5ⅿ*25ⅿの広さ ここに2ⅿ角の間仕切りテントが5*5=25張りを設置し宿泊する。北斗市の時は7張り分しか暖房できなかった反省より 今回は足元暖房というより床暖房方式を試すこととした。先駆け弊社工場で私自身がテント泊で体験する。


⑥足元暖房(床暖房)

2ⅿ角のテントを敷き込む前に床にヒートパイプを敷く 一巻き50ⅿの8φ往復管が5回路 先端で戻るので手前も奥も同じ放熱 ここに60℃の湯を流すと40℃の放熱がある。敷き込みは参加者でやると早い。3本敷くがピッチは70㎜だ。養生テープで抑える。


⑦敷き込み 

今回は「暖かかった」と皆さんの声、我々は訓練という実験で成功を実感できる。炊き出しの炊飯もそうだ大量のご飯は災害時にこそ確かめやすい。訓練は良い商品作りに必須条件。我々は公共の仕事をしている。


⑧配管

足元暖房は阪神大震災時に避難所風邪が大問題になった。500名が亡くなったとの情報。乾燥・空気の汚れ・騒音だ。私共床暖房は施工実績がある。これが良いのではと特許をとり発明展で市長賞を頂戴した。日赤さんではこれがないと冬の訓練が、できないという。


⑨テントの中

ベットは勘太くん 少々肩身が狭い900幅が良い 写真の横方向に3本のヒートパイプがテント下に這っている。弊社社員髙畠君は床に寝たら「すごく暖かかった」との感想 床に座って居間スペースこれも良い。


⑩テントが並ぶ 

テントの位置はこの様 安全のために1ⅿ程隣との間に間隔 通路は1.5ⅿほどある。ヒートパイプでつまづかないように保護段ボールで覆う。間隔を詰めれば25張りが35張り位は行けそうだ。


⑪これがつまづき防止

あらゆる危険に対処 訓練行く前にこちらも色々想定して準備する。先の工場での宿泊 配管の効率よく展開出来る方法 撤収方法も 初めてやった頃には寒さで不凍液が充填しづらく叱られたことも。スムースが当たり前になる様 チェックをしている。


⑫屋外にボイラー設置

非常口の踊り場に設置する。もちろん非常口通路を確保して。設置が多忙で夜になる。間際設置だ。最初の一つはエラーが出て予備ボイラーを運転 事なきを得た。失敗は勉強だが100%運転しなければならない。途中電源が落ちたのは差し込みに100Vが来なかった。不可抗力有。


⑬きれいな景観

避難所は雑魚寝という景色が整然となった景色を見ると 安全が確保されているとの実感 簡単な間仕切りテントだが天井部がメッシュになっているのはなんとなく居心地が良い。


⑭もう一つの暖房方法 湯たんぽ

足元暖房は最大200人の足元を温める。しかしは局所では湯たんぽが便利 約3ℓで計算すると100ℓで30個は作った。設定温度は60℃ 水道は凍結で使いづらいので手前の大なべ300に100ℓ貯水して使用する。となりがまかないくん85型+熱交換器・水道ポンプ・流し台と続く。


⑮凍結対策

凍結防止に新手法 北海道の方はヒーター巻きなどをされているだろうが移動式は難しい。そこでポンプを使い有機的にお湯を循環させた。ポンプはインバーターなので少量の時はゆっくり回る。流し台の蛇口がポンプの水槽・熱交換器に流れぐるぐる循環する。


⑯湯たんぽへ

水温を測定して60℃になるように入れる。データーを出さなければならない。夜の気温は-10℃以下 私は仕事に熱中していて頭がふらついて建屋の中に入って椅子に座る。人に聞くと頭の後頭部下の首筋が冷えるとなりやすいとのこと血行不良だ。ここでも低体温症対策が必要。


⑰低体温症対策

能登半島地震時珠洲市正院小学校で隣の家のお婆ちゃんが124時間ぶりに救出された。以前低体温症について、大城和恵さんの講義を受けていた事が役立ち、救助隊に温水マット(5ℓ入り)を届けた。翌日福岡県警の方から「お蔭で助かった救出中に段々と手が暖かくなった」と!訓練課題はいろいろある。


⑱細川先生による講評

お話の中に東日本大震災時の消防署員の話。救助活動をしている先輩の姿 その方は奥さんと子供さんを失いながらも職責をはたしている。防災訓練、あの時こうすればよかったと悔やまないために。あらゆる現場を想定する。備える。時と共に薄らぐ怖さに対し訓練は日々新だ。 完


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