昨年末、高知県で行われましたKOCHI防災危機管理展に参加しました。

 この展示会で、「炊き出しカマド」の必要性がかなり色濃く出たのではないかと思います。

 今回参加させていただいた「KOCHI防災危機管理展」では、他の展示会と違って面白い企画が満載でした。
 その中でも「サバイバル一泊訓練」という2日間の展示会の間に「12月の末」に「屋外」で「テントを張って」「一泊する」という大変斬新な企画に参加させていただきました。
 参加者は16名。中には市議会の議員さんも2名入られるとのこと。
 私たちに課せられた使命は「自社商品を使って風邪をひくことなく、訓練を終えること」でした。
 実際に参加されていた各メーカーの方々は既に高知市等に納入実績のあるメーカーの方々ばかりでしたが、ヤマヤだけがまだ納入実績がないとのこと。
 それなのに、何故呼ばれたのかといいますと、「現状納入している物品を使って訓練をする」コンセプトの中に「まかないくんを使って避難所は劇的に改善できる」というところを見せてほしいとのことでした。
 営業トークとして「まかないくんを使うと使わないとではぜんぜん違います」と話をすることが多くあります。

 それを実践してくれというのです。

 緊張でした。

 しかも前日「雪」がふりました。高知で。

 屋外気温が2度という中で訓練を行いましたが、寒い状況であればあるほど「まかないくん」は性能を発揮できます。

 

写真 2013-12-21 16 44 32太陽工業さんのエアテントの傍にあるのがまかないくんです。
この時期に屋外でテントの中に毛布だけでは、本当に風邪をひきます。
風邪を引くだけならいいですが、下手をすると命にかかわります。気温が2度ですので。

そこで私たちが提案したのが

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エアマットの上に当社「足元暖房」を這わせその上に毛布を敷き「ホット毛布」にして使うという方法です。
本来「足元暖房」は足元に這わせるものですが、今回は「床暖房」のようにテント全体に張り巡らせました。
参加していただいた方の表情を見ていただければ分かりますが、気温2度のテント内の表情とは思えないほどです。
私も同じテントで寝ていましたが、下がホットカーペットのように暖かいんです。

しかし、この訓練で午前1時半から2時までの30分、コンセントが抜けたことでこの「足元暖房」が切れたときがありました。

このとき、全員が目を覚ましたそうです。

寒さのあまり起きてしまい、その後寝られなかったといいます。

これがもし災害時だったら・・・と思うとメーカーとして背筋が凍る思いがしました。

今回は幸い、テントから出た時にコンセントを踏んで外してしまったという外的トラブルでしたが、製品的トラブルで同様のことが起こったらと思うと、ますます製品改良していかなければと思いました。

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あと、参加者からの貴重な意見として、「テント内で寝るときは寝袋が一番」ということでした。

毛布でも寝られますが、より快適性を求めるには寝袋のようです。

 

さまざまなことを経験させていただいた訓練でしたが、気づいたことは「体験しなけりゃ分かんねぇ」ということです。

 

真冬真っ只中の訓練、ヤマヤは求めています。一緒に体験しませんか?

 

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