こんにちは!まかないくんです。

「炊き出し器なんてみたことないから、何が違うのか分からない」
という意見にお応えすべく設けました、この企画。
「まかないくん解体新書2018」
栄えある第五回のテーマは「煙を消す」

まかないくん自身、薪で使用することが「一番難しい」と感じています。
なぜか?以下の図のようになるからです。
名称未設定アートワーク (24)
LPガスバーナー・灯油バーナーであれば熱方向が一定ですが、
※大変見苦しい画像で申し訳ございません。
名称未設定アートワーク (25)
薪になると、熱方向が分散し、四方八方に熱が行くからです。
薪炊きによる断熱構造で下には熱が行かなくなりましたが、側面は一重のため熱が行ってしまう。
そこで二重構造にすることにしました。

そこで、当時流行っていた「薪ストーブ」の「ツイスト燃焼」という技術を採用しました。
その形状のために、側面を今までアルミ缶のように一重ではなく、「魔法瓶」のように二重構造にしました。
狙いとしては以下のような排気ルートを確保したかったからです。
名称未設定アートワーク (26)
そうすると内部の温度が上がり、高温域を排気が通るため「完全燃焼して排気」されるため、煙が消えました。
そして煙が消えると同時に、中の薪も「薪→炭→灰」と段階を踏んで燃え尽きるため、灰の量が少なく、燃え残りの炭も極端に少なくなりました。
これはカマドの中の温度の高温状態が続き、しっかりと完全に薪が蒸発した状態で燃え尽きたことを意味しており、そのおかげで薪使用の場合、少量の薪で長時間使用が可能になりました。
薪炊き用で優秀なカマドになった「まかないくん」ですが、ここで問題が発生しました。
それは・・・次回をお楽しみに。

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